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分割主義(英:Separatism)とは、包摂主義と関連したウィキペディア編集哲学のひとつ。対義語に統合主義(英:Mergism)がある。あるテーマについての内容全てを単一の長大な記事に統合するよりも、大部の情報こそ「主たる記事」に含まれるが、特筆すべき個々のテーマごとにページを分割することはなんら間違ったことではないと分割主義者たちは信じている。

ウィキペディアは紙ではなく、それは膨大な種類のトピックと情報を集結させることが可能だということだ。ときとして、いくつかの異なるテーマを統合する提案がなされることがある。それぞれを別の記事で扱うことが正当化されるほどのテーマではないと感じる人々がいるからだ。削除主義者などもこの行動をとる傾向にある。しかしながら、分割主義者はそんなことが必要だとは思わない。個々の(特筆すべき)テーマが記事として扱われることはただ自然かつ論理的であると考えるからである。そしてもし記事が削除されるべきであれば、それを関連する記事に統合するということに根拠はない。分割記事でも、より一般的な記事に統合されたものでも、情報がもっているものは同じである。統合は削除の代わりに行われるわけではない。同様に、特筆性の基準に達しえなかったテーマが、一覧記事に並べられるのではなく、分割記事にされたからといって急に特筆性をもつということはない。

たとえば、ハリー・ポッターの脇役リストでは何十人ものキャラクターを扱っている。短い記事として彼らを扱い、ハリー・ポッターのキャラクター一覧やカテゴリー内でリンクさせてもよいのではないだろうか?誰かが「ガブリエル・デラクール」を調べたなら、ガブリエル・デラクエルの情報しかない記事を見せることになりそうだ。カラカタクス・バークやフリッドウルファの情報をみせることはない(セクション・リダイレクトが一覧記事の該当箇所へ彼らを案内する)。このように一覧にある人物の分割記事をつくることは、誰かを傷つけることにはならない。

大部の情報はテーマにそって包括的な記事や一覧にも含まれるべきだと分割主義者は主張する一方で、そうすべき真の理由は存在しないとも彼らは考えている。また一般に一覧よりカテゴリーを好んでいるし、分岐が問題への杓子定規な見方となって現れないかぎり、フォーク・コンテンツもやはり無害だと考える分割主義者もいる。

分割主義は隣接した(あるいは近い関係にある)概念や同義語へのリダイレクトには消極的な立場にある。重複記事を避ける試みとしては有効だが、しばしば重要な情報を欠いたり、混乱をまねくことがあるからだ。