キャンペーン/主催者ラボ

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コミュニティ・コンテンツのキャンペーン

コンテンツ・キャンペーン(ならびにその進行役の主催者)では、ウィキメディア運動全域にわたり技能や人脈や影響力を伸ばし、鍵となる知識の格差を拾い上げて運動自体の認知度と身近さを向上します。 しかしながら、それらのキャンペーン実施はごく少人数の人々を頼りにしてきました(通常は独学。) 主催者ラボ (ベータ版)とはオンラインの12週間研修コースとしてウィキメディア財団が設計するもので、主催者として質の揃った訴求力に優れたキャンペーンを開いて新規の寄稿者提携先支援者に呼びかける技能を磨く場です。

草稿、ウィキメディア財団主催者ラボ。

運動戦略の勧告から「影響力のある主題の見極め」と「指導者とその技能開発に投資する」ため、これまでにウィキメディア運動全体で蓄積したキャンペーン主催の習わしに関する調査研究に基づき、主催者ラボはさらに広く拡散した#人権保護のウィキのエネルギーも取り入れ、その中心となる「健全な環境の権利」にも注目していきます。

2022-23年度は初回として、当ラボの主題はコースに採用したカリキュラムを使ってイベントを開く主催者研修の進め方を試し、カリキュラムは気候と持続可能性という影響力のある主題をめぐって知識の格差を縮めるものでした。今年も気候と持続可能性に焦点を当てつつ、間口を広げてジェンダーも扱う予定です。

この主催者ラボを立ち上げた詳しい背景は、『ディフ』Diff という運動の公式ブログに3部構成で述べた主催者の観点Organizers Perspective、さらに2019年の主催者対象の運動の主催者調査報告をご参照ください。またよくある質問 (FAQ) もご用意してあります。

このラボにはどんなことを期待できますか?

このプログラムの完了時点で所期の目的を果たした参加者は、気候と持続可能性、ジェンダーの知識の格差を扱う「影響力のある主題」キャンペーンその他のプログラムをどう設計すればよいか方法を理解するはずです。 この方式は主催者が世界中のキャンペーン主導者と人脈を作る手伝いをします。 コースを最後まで終了した主催者の場合、修了証を贈られ、影響力のある主題プロジェクトとして地域および国際的なキャンペーン、あるいは2023年実施分の新しいキャンペーン創設に特定した特別な助成金基金への申請、加えて迅速助成金の申請に補佐を受け、それぞれのプロジェクトに支援を受ける機会を得ます。

学ぶ

気候と持続可能性に関連する知識の格差を表明し成功させるキャンペーンをどう設計するか学びます。

つながる

気象と持続可能性に関心があり、同じようにイベント主催をしてみたい人たちの人脈に参加しませんか。

プロジェクトを始める、ひろげる

新規プロジェクトの申請書を作る人のメンター(指導役)を引き受ける。

リソースやサポートを受けるには

助成金の申請して、指導役とのやりとりや相互学習を満喫する。

主催する!

皆さんのプロジェクトやイベントを、グローバルと地域キャンペーン類に配置する。

参加を申し込めるのは誰?

このコースの仲間募集にあたり、ウィキメディア運動のあらゆる部分、中でも「グローバルサウス」、特にサブサハラアフリカとラテンアメリカの主催者を揃えて多様なグループを組み、コースの効果を理解したいと考えています。 それを念頭に置いて以下を読んでください。仲間は運動の経験値がさまざまで、運動のそれぞれ異なる部分を代表して集まります。 計画としては50人前後の仲間を予想しています。

コースに適した参加者候補とは:

  • ウィキメディアで主催の経験が少しあり、それには自分自身が所属するコミュニティでイベントやキャンペーンの開催者になったことがある人。
  • ウィキペディアおよびその他の姉妹プロジェクトでいくらか編集経験があること。
  • 気候変動と持続可能性あるいはジェンダーに関連する主題に関心があること。
  • 運動内で戦略キャンペーンを主催する願いをいだき、気候変動と持続可能性をめぐる主な知識の格差を埋めようとすること。
  • 英語およびスペイン語で提供される教材から学ぶことに違和感がないこと(詳細はよくある質問の「コースは英語で実施しますか?」をご参照ください。)

その過程では定員以上に質の高い申請者に期待をかけており、申請要件を満たしたり申請書を提出したからといって全件が採用されるわけではありません。

申請は〆切済み(2023年9月30日確認)

重要な日付

  • 2023年9月6日から9月17日まで(期限延長 9月20日(水曜)まで応募の受付開始
  • 2023年10月1日まで仲間入りの通知とオリエンテーション
  • 近日発表コースの始動

よくある質問

主催者ラボってまとめると何? (click to expand or collapse)
このラボとは、教室でウィキペディアを読むトレーナー研修教育の温室(Education Greenhouse)に似た研修課程です。主催者を助けてそれぞれがウィキメディアにおけるローカルのコミュニティを対象に、効果的な一貫性のあるプロジェクトの開発を補佐します。

コースの完了時までに、参加者は自分と似た関心をいだいた他の主催者に出会ったはずですし、ウィキメディア運動のあちこちで実施されるものとして、さまざまな種類のキャンペーンや影響力のある主題の活動を学び、さらに自分自身のプロジェクトを開発して、特化型の助成金プログラムに申請するまでになります。

このラボはベータ段階であり、運動のあちこちで活動する主催者からのインプットに基づいて築かれ、キャンペーン製品チームがこれまでに開発した初期段階のツールを動員します。 皆さんと一緒に私たちも学びたいと考えています。ウィキメディア運動と関連する提携団体やグループ、パートナー機関から、共同作業や知識の交換をめぐるアイデアをぜひ出していただきたいです。(一連として持続可能な開発をめぐりウィキメディアンの皆さんと緊密な会話を交わしてきました。 ぜひ campaigns@wikimedia.org 宛にご連絡ください。皆さんの声をぜひ聞かせてください。 :)

最初の実施回の参加定員は? 参加者の選び方は? (click to expand or collapse)
コースの第二次の仲間として、計画では参加者50名前後を受け入れる予定です。

この仲間の目標とは運動全体から経験値や地理的所在、参加コミュニティの異なる人たちで混成することにあります。 コースの定員よりも参加者の質を重視するため、申請したり申請要件を満たしていても全権が参加を認められるわけではありません。

研修は将来も実施回を重ねる予定で、第一次の中までは選外だった皆さんにも、その他のキャンペーンや研修の機会にぜひ参加するようお勧めしており、一例として4月・5月時期の人権の #WikiForHumanRights そして/あるいはアースデーのキャンペーン、さらにWikiLearn(学びウィキ)の研修に注目してください。

What was the selection process? (click to expand or collapse)
The Organiser Lab is in it's second iteration of the course to gauge the needs of the community around topics for impact organizing and to gather lessons to iterate on the program for future versions. Due to this fact there are limited seats available to applicants of the course, we designed the selection process to ensure we were considering a cohort that was as regionally and gender diverse as possible. This meant. In the first cohort we had the following demographics:
  • We received more qualified applications (120) than available spots for participants (~30-35) in the course, so we had to reject the majority of qualified applicants.
  • We designed a rigorous process that sought to balance the pilot cohort across several factors like geography, gender, readiness for opportunity (interest in topic area), and levels of organizing experience, etc..

There will be future opportunities for you to participate in the course (we hope, so be on the lookout for the next cohort applications!) NB: Qualified applicants not selected for this first Lab will have top priority in future iterations. Be sure to update your skills inventory on Lets Connect so we can get a clear picture of the skills our organizers hope to learn.

研修はどんな形で実施しますか? (click to expand or collapse)
この研修コースはオンライン学習と小規模で実際的な宿題、生配信のミーティングを複合させ、実施時期は2023年9月末から12月です。

毎週、主催者の皆さんは活動に参加して実施計画やプロジェクトを作成する練習をして、鍵となる主題で気候変動もしくは持続可能性に関する知識の格差を表明します。

参加者はプログラムの完了時に、助成金申請書の主要な構成要素を理解していて、コース参加者を対象にした助成金制度に応募することができるはずです。

コースは英語で行いますか? (click to expand or collapse)
2023年分は英語とスペイン語で出講します。

コース内容の記述、また学習用の教材は WikiLearn のサイトに国際英語およびスペイン語で公開し、機械翻訳で可読にする予定です。

セッションを中継で行う場合、参加者から逐次通訳(翻訳)の希望があるなら、特定の言語で対応します。 申請書には英語およびスペイン語の読み書きにどれくらい自信があるか自己評価と告知に役立つ設問があり、中継セッションで逐次通訳(翻訳)が必要かどうか判断に使ってください。

コースで出される宿題は、どの言語でも提出を受け付けます。

なぜわざわざ主催者ラボを? (click to expand or collapse)
主催者ラボの主旨として、次世代の影響力のある主題に関与する主催者の皆さんがウィキメディア運動内でキャンペーンやプログラムの新規作成に自信を持って進めるようにすることです。

前例として Art+Feminism(アートとフェミニズム)やWiki Loves Monuments(ウィキは記念物が好き)はウィキメディアのコミュニティ群に新しい寄稿者を招き、初めて自前のイベントを主催するきっかけを作ってきました -- そのコミュニティとは国際的なコミュニティを実行しようと集まった人たちが組んだのです。 しかしながら、新規に国際的なキャンペーンを始めようとすると、その中心の部分に挑戦があります。経験値が豊かでないと構想できない点がそれで -- ウィキメディアのコミュニティ群に精通していて、キャンペーン主催に欠かせない技能は一般にウィキメディア運動の外部で培われるものだからです。

当チームは助成金チームとともに、キャンペーン設計と実施には常にサポートが求められていると観察しています。 具体的に WPWP や WikiVibrance, など個別のキャンペーンの指導役は果たしてきましたが、全体に波及できるものではありません。運動戦略の定める目標達成に取り組むには、世界の多くのコミュニティもキャンペーンを催して、影響力のある主題を広める力をつけるべきなのです。 過去の指導の経験から教訓を得て Wiki Learn のプラットフォームに注入し、私たちというコミュニティのより多くの皆さんと共有していけると望んでいます。

同時に、当チームの業務範囲を超えてその他の指標を取り入れ、コースを設計しています。これまでキャンペーン製品過程で運動主催者調査(※)およびその他の調査を行っており、その結果、新規の主催者にとってウィキメディア運動との関与を深めることの難しさに脚光が当たりました。 それに加え、最近の助成金報告書を読むとニーズの高い方面として、主催者対象に設ける技能開発の研修、キャンペーンやイベントの設計に足りない技能を査定する Let's Connect のようなプラットフォームなどの場所が浮かび上がっています。(※=Movement Organizers research)

GLAM チームや教育チームと協働した経験、また #1lib1ref(図書館員)対象あるいは人権保護を扱った #WikiForHumanRightsteams, などのキャンペーン実績から、主催者のコミュニティは共通のグローバルなテーマを決めて集める方法が最上と理解しています。 一例としてジェンダー格差キャンペーンの成功などは、実践のコミュニティとして新しいイベントを基本として定期的に企画し革新していきます。 それを念頭に置き、ここで扱う第一次募集の仲間には影響力のある主題として継続可能性と気候変動に取り組んでいただきます。 これまでの観察から、ウィキメディアのコミュニティ群でも世界の一般社会でも、持続可能性と気象変動への関心が高まっていることに気づきましたし、ウィキメディア運動でもこの知識を求める一般社会を支援しようと目指しています。(※=詳細は「主催者の運動発展に関する見通し」the Organizer’s Perspective to Growing the Movementをご参照ください)

学ぶ技能とは? (click to expand or collapse)
コースの課程では、より大きなキャンペーンの設計に必要ないくつかの段階という視線で、キャンペーンの要素を皆さんといっしょに巡ります。これには次の各点が含まれます。
  • 単元 1: 影響力のある主題、知識の格差を介してウィキメディア運動を理解する。
  • 単元 2: 気候の危機と知識の格差の関係を理解し、その格差から主題のリストを作る。
  • 単元 3: キャンペーンにおける観衆のニーズを評価計測する。
  • 単元 4:皆さんの観衆に適した研修をクリエーティブに設計する。
  • 単元 5: キャンペーンの中で観衆がどんな貢献をするか理解する。
  • 単元 6: キャンペーンの支援チームを構成し、活動と工法を国際的に呼びかけ、ウィキメディア運動から情報源や支援を取り付ける。

キャンペーンのイベントや編集大会について、以下の項目は対象外とします。

  • エデイタソンの実施、その広報、調整、用品や備品の調達。
  • ウィキメディアの個別のウィキにおける編集関連の方針あるいは慣行の適用を案内する。
  • パートナー関係の開発や維持。
  • 特定のイベントあるいは活動に関するローカルの広報活動。