ESEAP Preparatory Council/Proposed theory of change/ja

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ESEAPハブ:変化の理論

ESEAP準備委員会は変化の理論に関して以下の文案を示し、ESEAP ハブのさまざまな活動の指針として、また助成金の申請を支えようとしています。コミュニティの皆さんから変化の理論についてフィードバックを集めて、文案の最終稿を決めたいと考えます。皆さんそれぞれの希望があると理解しており、文書の最終決定に際して、可能な限りフィードバックを考慮する所存です。

議論の期間:2024年9月18日 - 2024年10月31日

付随文書:

私たちが解決に取り組む問題とは……

ESEAPハブが解決しなければならない問題は、全人類の知識の合体の実現が妨げられていることです。それは、この地域のコミュニティーが自由に知識を共有したり知識に到達するためには、アクセス手段や代表性、包括性が限られているためです。

ESEAPハブの使命は、ESEAP全体のコミュニティが自由に知識を共有し、アクセスできるようにするために力を貸すことです

目標は:

  1. 言語の違いやタイムゾーン、文化や距離によってできるコミュニケーション 障害を減らす
  2. 知識や経験、リソースを共有することで、 コミュニティーの能力 を高める
  3. 信頼でき透明性があり平等な、地域の コミュニティーの意思決定 の仕組みを構築する
  4. 世界的な運動のなかで、ESEAPの代表の視点を主張する
インプット(入力) プロセス アウトプット(出力されるもの) 成果 影響
目標: 私たちの活動を行うために必要なもの 目標到達のために行う必要のある、鍵となる活動 プロジェクトや構想の初期の成功具合をどのように測定するか? 初めの展開その他の後、プロジェクトが効果的かどうか知るためのサインはどのようなものであるべきか 私たちが到達したい仕事において、究極の戦略的影響は何でしょうか? 大胆かつ先見性を持ってください
コミュニケーション (翻訳) 関係する人々
  • 翻訳者
  • プロジェクト管理者

ESEAPハブ/地域のためのコミニケーション計画は、2種類のコミュニケーション方法を目指します:

1) お知らせの掲示 2)利害関係者からの意見が必要な情報

地域全体で複数言語の翻訳を支援するために、コミュニケーション戦略と計画を開発する

運動戦略フォーラムの翻訳(自動翻訳)を使用できます。その中のESEAPセンター会議場(ESEAP Centre forum)では、職員のメンバーの助けを得られます。

メタページやグローバルページのコンテンツのためのウィキメディアンを中心とした翻訳グループ (有償?) を組織

6ヶ月と1年後に翻訳サービスを再評価する。

人々を支援し、新しい参加者を惹きつけるうえで、翻訳の成功具合を測定するための調査

翻訳されたコンテンツはますます増えています。ESEAP地域の主要な5-6言語で、80%の資料が利用可能です。(長期的にはESEAP地域の8つの言語を目指します。)

12ヶ月の期間における10回のESEAPコミュニティ会議で通訳者を頼めます。 また、翻訳がある半年ごと(※「半年ごと」か「2年に1回」どちらか不明。)のESEAPコミュニティ会議と半年ごとのサミットも開催されます

複数の言語の知識による図書館を成長させる

ハブが多様な言語で参加可能なコミュニケーションと知識の資源を提供します。サービスを受けた80%がさらに多くコンテンツにアクセスし、積極的に関わっていると感じています。

文化間協力・交流を促進し (共有/共同プロジェクトの数をx回とする)、 地域全体における関係を強化する。

好みの言語で必要なツール、情報、ネットワークを利用できるようコミュニティーの能力を高める。そうすれば情報をよく知った上での意思決定、問題解決、変化をもたらす能力が身に付く。

(翻訳を通じて)知識の領域を拡大させることが、利便性を高め、多様な意見をもたらすでしょう。

コミニケーション (その他) 関係する人々
  • 翻訳者
  • プロジェクト管理者

ESEAPハブ/地域のためのコミュニケーション戦略と計画

ESEAPコミュニティの促進と組織化。会合、営業時間内のヘルプデスク、年に1回のESEAP会議、ハブのコミュニティ会合、行えそうな集会、地域内のコンテストと友好関係:
  1. 毎月のコミュニティー会議(1年に10回)
  2. ESEAP会議と戦略サミット(1年に1回)
  3. ヘルプデスクを毎週、営業する
  4. ESEAPのハイライトセッション (年間3回)
  5. 毎月の活動カレンダーをお知らせする

---2-3年の比較的長期間になりそうな活動----

  1. ESEAP 理事会とローカルの集会(1年に2-3回?)
  2. 姉妹ハブの集会講義(年に1-2回)
  3. 新しい地域キャンペーンの開始
  4. 世界のキャンペーンに、地域からの報酬を提供する。
コミュニティのxパーセントが月例ミーティングに出席し、xパーセントがコミュニティーの年次カンファレンスに出席、これらの会合によりコミュニティのxパーセントが指導され/サポートされていると感じるように、それぞれの国別協会と提携団体を強化する。

年次会議の提携団体や地域の代表者を5パーセント増やすことによって、積極的なボランティアと貢献者によるコミュニティーを拡大する。

(最初の年には)コミュニティー群が支援する会議やトレーニング空間において重要な運営上/計画上の費用を得るために、簡単/重荷にならない方法で、財政支援を受けられるかどうかをアンケートや意見で測定する。

コミュニティーや提携団体ユーザーグループに対して権限を与え、好みの言語で資料や資源を入手し、良い方向への変化を進め、できることを増やしていくようにする。

コミュニティーは自分たちのローカルな会員を引きつけて増やし、ESEAP地域の集会や会議における自分たちの代表を増やします。

知識共有、共同プロジェクト、共有資源を通じて、ESEAP地域全体における関与を拡大します。

コミュニティーの声を反映し、変化に適応し、課題に対処し、利用者や貢献者の多様なニーズに対応する包括的なネットワーク

知識とプロジェクトを共有することで、ESEAP地域全体におけるコミュニケーションと関与を強化する。

コミュニティの能力 研修と学習の機会

以下のような現在のレベルまたは状態のベースラインを確立し、初年度に重点的に取り組むべき主要分野を2つ選択します:

  • ヘルプデスク
  • 人材共有
  • メンターシップのトレーニング
  • 技術サポート (例えば技術事故報告、技術指導)
  • 論争の解決
  • 文書化包括化プロセス
  • アウトリーチ・コミュニティ拡張サービスへの支援
有給スタッフ(およびこれらのセッションについてESEAPハブ/理事会に報告するスタッフ)により進行される、英語+1または2つの異なる言語による週1回の「ヘルプデスク・オフィスアワー」を通じて、以下のようなトピックに関するコミュニティ形成支援を提供する: 技術、助成金申請、人事、メンターシップ、リーダーシップなど。

未だ提携団体が存在しない地域へのアウトリーチと積極的な勧誘を通じて、ESEAPハブにおけるコミュニティの代表性と多様性を高める。

WMFのキャパシティ・エクスチェンジ・プログラムやレッツ・コネクト・プログラムと連携し、ESEAP地域全体のコミュニティ・スキルのマッピングを行う。

継続的なエンゲージメントを支援するため、新規参加者やユーザーグループ向けに重要な情報を特定し、小冊子にまとめる。

定期的なオフィスアワーをサポートするプラットフォーム(ZoomやGoogle Meetなど)を提供し、ESEAP地域からx人数が参加するWiki.Learn(またはその他のトレーニングプラットフォーム)を使ったトレーニングを行う。

主要な連絡先や会員のリソースの所在など、支援や能力開発にアクセスするための認知度を10%向上させる(調査により測定)。

助成金申請書作成、指導、リーダーシップ支援のスキルと能力を開発するためのセッションをコミュニティに提供し、各セッションに10~20人が参加する。

新しいユーザー・グループの設立を視野に入れ、コミュニティの成長、助成金へのアクセス、研修への参加を支援するため、提携団体のないx数のコミュニティに働きかけを行う。

ESEAPハブおよび地域のための「新人ハンドブック」を作成する。

定期的な対面サポートと効果的な実践的ネットワーク支援を通じて、コミュニティへの関与を強化。

熟練したコミュニティ・リーダーが、ローカルエリアとESEAP地域を効果的に指導・支援する。

社会的認知度の低いコミュニティを含め、成長と多様性を促進するコミュニティ・ネットワークの拡大(具体的なコミュニティは?)

ESEAP 幅広い文化、言語、背景を反映する技能と知識の保有者の目録

長期的なコミュニティ構築の取り組みを通じて持続可能なコミュニティ成長

知識の共有性を強め資源や機会へのアクセスを増やし、代表となることを増やすことによって、周延的なコミュニティーは積極的になり能力を高める。

コミュニティーをアウトリーチの機会に導く結果として知識へのアクセスが増える。

コミュニティの意思決定 意思決定の過程

組織の統括(ガバナンス)

ESEAPハブ憲章?

ハブの組織統括(ガバナンス)の主体が意思決定を行うプロセスに透明性を持たせる。決断と議論の対話に用いる最初の場としてメタを使う。 情報と主要な決定/メッセージを、メタ上で共有するために、はっきりと決まったチャンネルを持つ。そのための明確かつ体系化された計画と日程表。少なくとも5-6個のESEAPの言語で発表することを目標とする。

(長期的には8つのESEAP言語を目指す)

ESEAP コミュニティーが意思決定プロセスと(基準 日程、そして要因を考慮した)報告に、より注意するようになる。はっきりとした明確なプロセスを通じて、貢献が5%増加する。

アンケートやコミュニティーでの会議、ワークショップおよびオンウィキの会議を含むフィードバックの仕組み。適切なプラットフォームやチャンネルを通じて、コミュニティメンバーが意思決定に貢献できる方式についてxパーセントの人に自分の視点を回答してもらう。

ガバナンスと思決定プロセスにおける透明性を高め、信頼と説明責任を増やす。

コミュニティーを意思決定プロセスへの参加と関わらせる。

多様な視点を取り込むことにより、方針と決定を伝えたり具体化したりして、決定を改善する。

ハブのコミュニティー内での信用と信頼を築くことで、ハブの意識決定プロセスへのコミュニティーの参加を拡大する。

透明性、包括性、開かれた対話と尊重を重視する包括的なガバナンスの文化。

包括的で開かれた意思決定プロセスへのサポートを増やすことによって、効果的な決定を実施する。

ESEAPを代表して主張する ESEAPのメンバーをグローバルな運動主体で活躍させる

ウィキメディア財団は、世界的な水準でESEAPメンバーとのパートナーシップとネットワーキングを導入するようにうながす。

私たちの地域での幅広い重要な問題についてESEAP の視点から特定する(例えば、少数派を代表すること インターネットへのアクセス状況、データの取り扱い問題など)

タイムゾーンが大きな問題であることを認識した上で

世界的な議論において、ESEAPを代表して主張を行う

地域の必要性、難問と好機を世界レベルで知らしめる。

ウィキメディア財団やその他の提携団体や構想に、ESEAPのイベントに定期的に出席するよう招き、参加してもらう。

世界的なフォーラムや会議へのESEAPメンバーの参加を現在の3%から10%まで増やす(長期的には15%?)

ESEAPの問題および構想の影響と範囲を拡大するために、はじめの年に、ESEAPと世界中の他の提携団体/ユーザーグループとの間のパートナーシップとネットワークの数は5%増加。

地域の意見が強化されて伝わることで、世界的な議論と意思決定において、ESEAP地域の認知と存在感が増す。

ローカルや地域の問題についての専門知識と知識交換、および地域的な戦略と取り組み方法への洞察。

ESEAPの主導権を拡大するためのリソースと支援を活用できるであろう。コラボレーションの機会とパートナーシップの増加。

主張と方針の影響で、世界的な運動においてESEAPが長期的に参加を支援される環境をつくる。

地域の能力を高め、積極的な参加を持続できるようにする。

国際的なコラボレーションと共同活動で、ESEAPと知識への開かれたアクセスを進める

前提:

  • コラボレーションと共同での努力によって、知識の共有が強化される
  • デジタルプラットフォームが、知識の普及を支援かつ促進する。
  • 人々はESEAPハブが提供するサービスに興味を持ち、サービスにアクセスする時間がある
  • ESEAPハブのサービスにアクセスすると、より深く関与し、能力が高まる。

その他:

  • 中期(6ヶ月)あるいは期間終了まで(12ヶ月)、地域での必要性を調査する。
    • 提携団体スタッフと対面で話すための旅行費用、あるいは集まって話すために提携団体スタッフを連れて行く費用 - ウィキメディア・インドネシア,台湾,オーストラリアなど
    • 現在の優先事項と、環境の調査、基準線を決定するための研究予算。