教育/ニュースレター/2023年6月
世界最大のオンライン百科事典であるウィキペディアはオープン財団西アフリカと協力して、最近、「アフリカの日キャンペーン」を立ち上げました。テーマはアフリカ大陸の自由貿易、アフリカ大陸の格差を埋める、一度に記事1件」に決めて、アフリカの起業家や革新者、学者その他を称えます。当キャンペーンは2023年5月20日に開始して同年6月20日に終了、その趣旨はウィキペディア上のアフリカ関連コンテンツに着目、コンテンツ格差解消とアフリカの新興グループ全般の発展の支援です。 詳細情報… ウィキペディアを授業で読む※はイエメンで成功し、教師30名が研修を受け授業教材としてウィキペディアの特質を学びました。("※"=RWIC、Reading Wikipedia in the Classroom) 詳細情報… 教室でウィキペディアを読む(RWIC)の導入は、ラゴスではまるで夢が現実になるような体験でした。ラゴス人にはナイジェリアの新しい動きを最初に取り入れたいという気風があるのに、すでにクワラで導入されていたのです。確かにクワラには負けたとはいえ、ラゴス州教育サービス委員会※により導入。同委員会は、教師研修の試験段階を承認し、50名の募集が決まりました。そこから、いよいよ本当の旅が始まったのです!("※"=The Lagos State Teaching Service Commission。) 詳細情報… ウィキテカ(Wikiteka)というポーランドの教職員向けのプロジェクトでは - 学校図書館司書も対象にしており、初回の事業期間が終わろうとしています。パイロット版を2022年に実施したところ発想力豊かな素晴らしい人材が集まり、担当の生徒たちとウィキ活動に熱心に取り組みました。今年5月にカンファレンスで再会して振り返り、次の年度の計画を話し合ったり独自の取り組みをする学校図書館の見学に行きました。 詳細情報…
|
|
ウィキメディア・イギリス協会(以下イギリス協会)は研究小冊子を公表し、回復力のある市民空間を支援する取り組みについて、その波及力を主張しています。私たちの調査は、情報リテラシー技能を向上させるとイギリス協会が理想とする「より寛容で情報に基づいた民主的な社会作り」にどのように貢献するか、その理解を中心にしています。私たちの活動は参加者の情報リテラシーを向上させ、それがひいてはより積極的な市民社会につながるのでしょうか? 情報リテラシー、市民参加、民主的参加が交差する部分に立って、現状の理解と枠組みを検討し、情報リテラシーが市民参加をどのように支えるか確認しました。次に、イギリス協会の活動が市民の思考スキルにどのように貢献するかを調べました。ウィキメディアは情報リテラシーの取り組みを介して市民の民主的プロセスへの関与を高めることができるという結論し、その根拠として活動を4点から展望、1) 正確な情報への無料で開かれたアクセスの提供、2) 個人の情報リテラシー技能の向上、3) ボランティア活動の奨励、4) 協力的で参加を受け入れるインフラストラクチャの提供の各点を検証済みです。 詳細情報… 6月、タルトゥ大学の研究グループは「エストニアにおける教育目的のウィキペディア利用:学生と教師の視点」として研究成果を発表しました。この研究プロジェクトは2022年秋、タルトゥ大学の エストニア語・一般言語学研究所がウィキメディア財団助成事業として開始しました。プロジェクトはまだ進行中ですが、調査部分は完了済みです。 詳細情報… WMB(Wiki Movimento Brasil)の月間の注目の活動は、2023年教育ウィキカンファレンスへの参加でした。代表者4名が発表2件を実施、肩のこらないライトニングトークとワークショップおよびパネル討論会各1回ずつ、これがセルビア訪問の成果です。当グループはこのイベントのサポーターでもありました。 詳細情報…
|