ウィキペディア図書館/ニュースレター/2020年1月-4月号
Books & Bytes
第38号、2020年1月–4月号
第38号、2020年1月–4月号
この号の特集は新規の提携組織、グローバルなキャンペーンを取り上げ、また恒例の図書館と電子化された知に関連するニュースやコミュニティの話題のまとめを掲載します。
新規の提携組織
ウィキメディア図書館は新規の提携組織と本日、契約を交わしました。アクセス無制限で無料のアカウントを複数、ご提供いただきます。
- Die Zeit – ドイツ語の週刊新聞
ドイツ語と多言語に堪能な利用者はおられませんか? インターフェイスの翻訳にご協力ください。作業はtranslatewiki で進行します。
また新規の提携組織に加え、既存のJSTORではコロナウイルス感染拡大の危機が続く間、電子ブックへのアクセス期間を延長してくださるとのことです。
利用可能なアカウントの有無と詳細は、別ページの提携組織一覧をご参照ください。
グローバルな情報まとめ
- 今年最初の出典補強キャンペーン「 #1lib1ref」はおかげさまで大きな成果を上げ、およそ60言語で編集回数1万8,032回、ご参加いただいた編集者数は 731人超に達しました。活動量順の上位3位はヘブライ語、セルビア語、フランス語でした。このキャンペーンは、初めてウィキソースから応援を受け、やはりテーマ別組織であり人権と取り組む#Wiki4HumanRights Campaign との共催イベントとしてエディタソンを実施しました。
- アフリカ図書館情報協会(AfLIA =African Library & Information Associations & Institutions)ではウィキペディアへの貢献を目指すため、アフリカ諸国の図書館員向け 連続研修会を主催しています。
- 英語版ウィキペディアにはHeadbombによる新しいスクリプトが投稿されました。信頼性の低さを指標に情報源を識別するものです。en:User:Headbomb/unreliable
- COVID-19の感染拡大の影響は、世界の人々に及んでいます。英語版ウィキペディアでは、英語で読めて信頼性が高い情報源のまとめ wikipedia:WikiProject_COVID-19/Sourcesを提供しています。
Bytes まとめ
- (英語) 研究論文:“Situating Wikipedia as a Health Information Resource in Various Contexts: A Scoping Review”(仮題:さまざまな文脈でウィキペディアを健康関連情報源としてとらえる:詳しい評価)
- (英語) 'It’s a Moral Imperative:' Archivists Made a Directory of 5,000 Coronavirus Studies to Bypass Paywalls 「道義的責務を果たしたまでのこと」と語る資料整理専門職、有償閲覧サイトを利用しなくても読めるコロナウイルス研究資料5千件をオンラインで索引化
- (トルコ語) Wikipedia erişime açıldı トルコ語版ウィキペディアの公開再開
- (英語) 違法転載論文集:定義なし、打つ手なし
- (英語) 'A Revolutionary Act': The Power Of A 21st Century Library Card 「革命的な役割」:21世紀型図書館カードについて
- (スペイン語) El coronavirus pone a prueba Wikipedia コロナウイルス、ウィキペディアの試薬となるか
- (英語) ウィキペディアではコロナウイルスをめぐる偽情報の退治が熱を帯びています。
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