GLAM(学術・文化施設)
GLAM は英語で Galleries, Libraries, Archives and Museums の頭文字の造語で、展示館・図書館・文書館・美術博物館といったいわゆる文化・学術施設を指します。GLAMは検証可能な情報の基盤となります。原典としての書籍や原稿は、まさに私達が求めているものです。挿画の作成には典拠の収蔵場所の情報源が欠かせません。原典を自分で見ること、どのような注釈なのか理解することから、まさしく原典にある内容を正しく図表化できるようになります。
GLAM-Wikimediaの協力活動について、広報ホームページをご覧下さい
提携する GLAM 組織から提供されたオリジナルの素材を使用するときは、改変を加えることがあります。これは譲れない自由のひとつです。ただし元の素材も保持し、それを介して常に GLAM を参照することで、挿画に必須の典拠を示します。GLAM と資料を共有する場合、通常、注釈は非常に技術的に処理されます。一部には独自のストーリーを備えた素材があります。現時点では実際にそれを反映する場所がありません。
ニュースレターの記事This Month in GLAM (ニュースレターの説明はこちら/過去ログ/ニュースルーム) では現在進行中の GLAM 関連イベントやプロジェクトの詳細をご参照いただけます。
メーリングリスト
- GLAM (アーカイブ) – GLAM
- GLAM-US (アーカイブ) – アメリカ合衆国のGLAM
- GLAMtools (アーカイブ) – GLAMwiki Toolset (終了)
- 学術文化機関メーリングリスト Cultural Partners-l (アーカイブ) – GLAM & 学術文化機関へのアウトリーチ (非公開)
過去及び現在の活動
- カンファレンス
- コモンズへ一括アップロード - 計画を立てて取り組むページ (完了済みのプロジェクト一覧あり)
- Commons:Partnerships 提携組織
最善手法
- Special:MyLanguage/Best practices in building a content partnership with a cultural institution 文化・学術組織とのコンテンツ提携事業における最善手法
- Wikimania 2009 ウィキマニア2009の予稿集より。
- Liam Wyatt, Wikimedia & Museums - why we need each other and what we can do about it
- Mathias Schindler, The anatomy of the Bundesarchiv cooperation: 100.000 freely licensed images for Wikimedia Commons. 10万点の画像資料受贈について。
- Positioning messages for documents intended for museums, libraries and archives (パリで開かれたウィキメディアの会議での意見出しを受けて)
- ドイツ国立公文書館とウィキメディアの提携関係の記録 (German, English)
- GLAMsのコモンズにある構造化データの価値
特別ページ
- 文化機関の提携関係 Cultural partnerships - ウィキメディア・イギリス協会のウェブサイトより、文化的提携関係について
- GLAM分野の専門職宛の書簡、ウィキペディアに掲載:"Wikipedia:Advice for the cultural sector" (「文化関連分野への助言」、または代替リンクWP:GLAM)。
その他の説明文書
法的/全般的な背景
- NPG issue; Protecting the public domain and sharing our cultural heritage (July 2009) ナショナル・ポートレート・ギャラリーとの見解の違い、「パブリックドメインの保護と文化遺産の共有」
- "Archives or Assets?", Peter B. Hirdle, President of the Society of American Archivists (2003). アメリカアーキビスト協会会長(コーネル大学)による第67回総会講演(2003年8月21日)
- 「Public Domain Art in an Age of Easier Mechanical Reproducibility」執筆者ケネス・ハンマ Kenneth Hamma はゲティ財団専務理事として電子化方針を担当 (November 2005年11月時点)。
- Thomas Tunsch (執筆・ベルリン美術館) Museum Documentation and Wikipedia.de: Possibilities, opportunities and advantages for scholars and museums, J. Trant and D. Bearman (eds.). Museums and the Web 2007: Proceedings, Toronto: Archives & Museum Informatics, published March 1, 2007. (仮訳:Thomas Tunsch執筆「博物館の文書作業とドイツ語版ウィキペディア:学識経験者と博物館にとって可能性と機会、利点は何か」 J. Trant;D. Bearman (編集)『予稿集:美術館博物館とウェブ2007』、トロント:Archives & Museum Informatics、2007年3月1日。)
- Research Institutes in the History of Arts against Rising Image Permission Costs (2008年11月。仮訳「美術史の研究機関VS画像使用許諾費用の高騰」)。
- Günter Waibel: Digital Image Licensing – The debate rages on… (2009年5月。仮訳「電子画像の使用許諾 – 終わりなき議論……」)