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アップロードされたファイルには、それぞれ「画像ページ」が付随し、画像についての情報を提供する「画像の説明ページ」として機能します。「画像ページ」という名前は画像に限らず、他のメディアファイル、例えば音声ファイル(例: Image:Schubert- Impromptu B-flat1.ogg)などにも使われます。

画像の所在と画像ページの関係

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ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)のようなコモンズプロジェクトを持つプロジェクト群の場合には、一般的にファイルはコモンズにアップロードされます。著作権情報などは、コモンズの画像ページに記されます。

各プロジェクトで[[画像:ファイル名]]、 [[:画像:ファイル名]]、[[Image:ファイル名]]、または [[Media:ファイル名]] といった内部リンクの画像タグが用いられると、まず、同一プロジェクト内に同じファイル名のファイルがあればそれを参照し、もしなければコモンズ上のファイルを参照します。したがって、コモンズ上のファイルに付ける名称を選ぶ際には、そのファイルが利用されそうなプロジェクトでまだ使われていない名前を選んでください。ただし、コモンズにアップロードする新しいファイルが、各ローカルプロジェクト上にあるファイルを置き換えるべき時には、同一名を使用した上で、ローカルのファイルを削除するか、コモンズと同じ画像をローカルにアップロードし直してください。

コモンズにあるファイルは、各プロジェクトごとに別の画像ページを持ちます。ただし、同一名のファイルがローカルにある場合は、コモンズ上のファイルへの自動リンクはブロックされます。

各プロジェクトで表示されているコモンズ由来の画像は、当該プロジェクト上の画像ページにリンクされ、画像ページには MediaWiki:Sharedupload の内容が表示され、ファイルのアップロード先であるコモンズ上の画像にリンクされます。([[MediaWiki:Sharedupload]] の内容の例: Meta-Wkki 版英語版、及び日本語版。ただし、この例から呼び出される告知内からコモンズへのリンクは、実在の画像には飛ばないので注意。)

コモンズの画像が、どのプロジェクトのどのページで利用されているかを調べるには、コモンズの画像ページからそれぞれのローカルの画像ページにリンクを貼っておくと便利です。各プロジェクトの画像ページは、ページ自体が未作成でも、「画像リンク」 ("Image links")」セクションのあるページが生成され、ローカルでその画像が使われているページがリストされています。コモンズの画像ページにリンクを作成することで、このページに簡単にたどり着くことができます。

言語間リンク機能はコモンズでも有効で、各ウィキペディアへのリンクを生成します。他の姉妹プロジェクトへのリンクは、ページ内に示されます。(例: commons:Image:Blank Go board.png。画像の説明ページのウィキテキスト中には、 [[en:Image:Blank Go board.png]] が書かれているので、英語版 Wikipedia への言語間リンクが[MonoBookスキンの場合、左側欄外に "In Wikipedia" のタイトルのもと]示されます。これに対し、同じウィキテキスト中には、リンク rules of Go も書かれていますが、これは本文内に示されます。)

画像ページの構成

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画像ページは基本的に4つの部分からなります。

  • 画像の場合、画像自体
    • 画像の場合、画像ページにはフルサイズ、もしくはオプションの設定に応じたサイズに縮小された画像が表示されます(画像ページ以外では、一般的には縮小された画像だけが表示されます)。画像ページの表示が縮小画像の場合「高解像度版(..×.., ..KB)をダウンロード」("Download high resolution version (..x.., .. KB)" )というリンクが付きます。
  • 画像/音声の説明 - 画像ページを編集することで付け加えることができます。
  • 「画像の履歴」 ("Image history/File history") - 履歴参照
  • 「画像リンク」 ("Image links") または「ファイル・リンク」 ("File links") (ここの名前は個々のプロジェクトの [[MediaWiki:Imagelinks]] の内容によります。例: Meta-Wiki 版英語版、及び日本語版) - その画像を読み込んでいるページと、「Media:」を使ってその画像/音声にリンクしているページのリスト。ただし、
    • 画像ページへのリンク一覧ではありません。
    • テンプレート内の画像については、テンプレートのみをリストし、テンプレートを呼び出しているページは表示されません(これを確認するためにはテンプレートの「リンク元」を見てください)。
    • テンプレート中の画像が、画像コードや画像のURLを用いたパラメータによって呼ばれる場合や、{{PAGENAME}} や {{PAGENAMEE}} によって呼ばれる場合には、最終的に画像が呼び出されているページも、テンプレートもリストされません。ただし、キャプションのみがパラメータを用いている時には、テンプレートはリストされます。したがって、Image:Tst.png の場合、その「画像リンク」 ("Image links") のリストには、Template:Timgc が入るが、Template:TTemplate:T1 のどちらも含まれません。
    • HTML ファイルがアップロードされているということが稀にありますが、その場合は、そのファイル中にその画像がリンクされていても、ここにはリストされません。

コモンズにあるファイルの場合、以下の項目が追加で各プロジェクトローカルの画像ページに表示されます。ローカルの画像ページには、例えば各プロジェクトの使用言語を用いたファイルの説明を書き加えることができます。また、ローカルプロジェクト内でメディアファイルをカテゴリしたり、ローカルプロジェクト内のリンク元を知るのにも使用できます(例はImage:Tst.pngを参照)。

  • MediaWiki:Sharedupload中のメッセージ
  • コモンズの画像ページの編集可能なコンテンツ部分の読み込み。コモンズ上の他のページから読み込まれた内容も含まれます。ただし、セクションの見出し番号はつかず、目次にも含まれません。カテゴリタグは無視され、コモンズでの内部リンクはローカルの内部リンクとして表示されますが、リンク先はコモンズ上のページになります。コモンズ上の作業履歴が表示され、ローカルシステムがコモンズへ参照する際に付加する変数が表示されます。

音声ファイルの画像ページへのリンクや、画像を表示せずに画像ページへのリンクを作るには、[[:画像:音声ファイル.ogg]] や [[:画像:画像ファイル.jpg]] といったリンクを使ってください。画像の場合には、先頭に付いているコロン (:) により、記事内に画像が埋め込まれるのが防がれて、代わりに通常のリンクが生成されます。なお、音声ファイルの場合には、どのみち、自動的な音声再生は行われません。

画像ページの編集

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画像ページには画像ページ自体の編集履歴があり、編集可能なコンテンツ部分の編集の履歴が記録されます。すこし紛らわしいですが、この履歴は、「画像:xxx - 履歴」("Image:xxx Revision history") というタイトルになります。メディアファイルそのものの履歴 (Image history/File history) と混同しないでください。

画像ページの編集の際、プレビューページは編集可能な部分の生成結果のみを表示し、画像そのものや、画像の履歴、画像リンクは表示されません。

また、画像ページの編集によって、画像ファイルそのものを編集することはできません。画像の編集のためには、新しい画像ファイルをアップロードしなければなりません。

画像ページに含めるとよい情報

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画像ページの説明文の部分にはテキストを書き込むことができます。編集前には、説明部分には、初版アップロードの際にユーザーが提供したアップロードの要約が自動的に書き込まれています(この要約は、画像の履歴中のアップロード記録にも示されます)。

なお、以下の説明は主に画像を対象としています。音声ファイルについては、w:Wikipedia:Media を参照してください。

画像の説明

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例えば「小さな水槽中の金魚の画像」といった説明文を書きこみます。これは画像の代替テキスト(alternate text for images参照)として書くのではなく、画像の説明を心がけてください。このテキストは、画像へ直接アクセスできないユーザーにとって有用であり、そして本来用いられるべき longdesc タグに対する一時的な代用品となります。

また、画像のサイズを画素数単位で書き込むこともできます。

他の版

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同一画像の他の版(特に、より大きい版)が存在する場合には、それへのリンクを貼ってください。例えば次のようにです。

  • [[Media:Goldfish-in-tank-large.jpg|より大きい版]] ([[:Image:Goldfish-in-tank-large.jpg|情報]])
  • [[Media:Goldfish-in-tank2.jpg|異なるカメラ・アングルから]] ([[:Image:Goldfish-in-tank2.jpg|情報]])
  • [[Media:Goldfish-in-tank-textfree.jpg|無テキスト版]] ([[:Image:Goldfish-in-tank-textfree.jpg|情報]])

テキスト無し版は、複数言語で利用するのに便利でしょう。

画像へのカテゴリ付与

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画像ページにカテゴリタグを付与することで、画像に他のページと同様にカテゴリを付与することができますが、通常のページと違う扱いになります。すなわち、カテゴリページでは、画像はそのカテゴリに属するページとしては扱われず、別のセクション中に、サムネイルと画像名を副えて表示されます。詳しくはカテゴリページを参照してください。

コモンズの場合には、本質的にそこに存在するのは画像のみです。文章記事があるプロジェクトでは、ある主題について記事と画像の混在するカテゴリを作ることもできますし、画像ばかりを集めたカテゴリを作ることも可能でしょう。画像のカテゴリは、その主題に関するカテゴリと、より上位の画像カテゴリのサブカテゴリとするのが一般的です。

なお、新規画像にカテゴリを付与するのに、画像ページをわざわざ編集する必要はありません。アップロードの要約中にカテゴリタグを書き込むだけで、カテゴリに含まれるようになります。

存在しない画像

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存在しない画像には、画像履歴セクションがありません。例えば、Image:Stop sign us.JPG を参照。

保護

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画像ページの保護は自動的に画像そのものも保護します。すなわち、同じファイル名の新しいファイルのアップロードは、管理者のみに可能になります。

関連項目

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