運動戦略/暫定グローバル評議会
暫定グローバル評議会(IGC)は運動戦略勧告4からのイニシアチブです。支部の発展とグローバル評議会の創設を監督し運動戦略の実施を支援する主導的な役割を担う暫定の委員会とされています。IGCは運動の多様性を代表し率直にコミュニティーと公正に透明性を重視して協働するべきです。IGCはグローバル評議会が検証に準拠して創設された時点で解散するものとします。
職責
IGCは仮の委員会であり憲章が完成しグローバル評議会が創設された時点で解散します。IGCが自動的にグローバル評議会になることはありません。
勧告を起草するにあたり、コミュニティーは運動におけるその代表としてグローバル評議会(Global Council)の設置を喫緊かつ必須であると確認しました。グローバル評議会は運動憲章(Movement Charter)に準じて設立するものです。運動憲章自体の執筆にいくらか時間を要すると見込まれ、暫定的な解決策としてコミュニティーが直接、当地に関与し施行を進めるIGCを構想しました。
暫定グローバル評議会の実施はさまざまなウィキメディアのイベントで協議され、2021年1月23日-同24日の専用のグローバルなオンライン会話もその一つです。
支部を発展させる
IGCはコミュニティーや組織、課題の専門家との協議を介し、運動憲章の作成を監督するものと期待されました。運動憲章は新設ならびに現存する運動の構成体、たとえばグローバル評議会などの価値や道義、方針を提案するはずでした。現状でこれらの責務は運動検証起草委員会が掌握します。
責務の移行
IGCは独自の法的な評価と並行して独立で透明性のある過程を設定し、運動主導の適切な実体に一定の責任や権限を移行するものとします。IGCはこの過程で、理事会と連携して勧告の目標に到達するため移行すべき現任の責務の範囲を明らかにするものとします。グローバル評議会の最終的な責務には暫定グローバル評議会が理事会の委任を必要とすると明示したいかなる責務も含むものとします。
運動戦略の実施を監督する
IGCは運動戦略の実施を支援するに当たり指導的役割を演じるものとします。
暫定の日程
- 2020年11月:暫定グローバル評議会の創設に関する対話の開始
- 2020年12月:グローバルな枠組みと範囲の検討
- 2021年1月-2月:調査の続行と計画の焦点化
- 2021年3月:起ち上げ
考慮すべき点
代表権と機能性を比較する構造
- 能率の原則はIGCの明白な任務における根幹となるかどうか検討します。
- 能率とは包括性と参加型の意思決定ならびに権限移譲と自己管理の原理と均衡させること
- グローバル評議会自体の創設にあたり、代表権の拡大を提示する可能性があります
既存でその声が十分に届いていなかったり新興のウィキメディアのグループの関与を積極的に支援します
- 任務遂行の所要時間を公正に見積もること
- 参加の補償 (例:データ / インターネット使用料、子供の世話)
- 翻訳の支援
- 現存する運動内の特権と過剰な代表の均衡を図ること
IGCが充分に機能するようリソースとサポートを得ること
- 職員の支援、専門家への橋渡し
- チーム参加者の研修とチーム体制づくり
- 役割分担の決定
グローバルな対話とフォローアップに備えた協議
(1) 構成
- 任務の遂行に必要な技能の定義
- 代表するべきグループと声に関して明確に定義
- 暫定的な構成として機能性を担保する規模の定義
- 手順の定義 - 選出 / 票決 / 任命 / 合併
(2) 運営と実務
- 成功の要件を設定する範囲 - what should, could, and must the IGC の達成目標のうち、義務のもの、可能なもの、ぜひするべきものとは?
- 出発点として最も喫緊の課題は何か、一例として運動憲章の起草か運動戦略の施行の先導か
- 単一のIGCが全ての機能を担うのか、あるいは
- 内部に作業グループ3件を設け、それぞれ特定のタスクとしてたとえば (1) 運動憲章、(2) グローバル評議会の設立、(3) 運動戦略施行の監督などが対象
- 運動憲章の批准要件と手順を定義
(3) 関係性