ビジュアルエディター/ニュースレター/2014年/12月
前回のニュースレター以降、編集チームは多くのバグをつぶし、表編集とパフォーマンス向上に取り組みました。 週ごとのステータスレポートはmediawiki.org上に投稿されています。今後の予定は、ビジュアルエディターのロードマップにあります。 ビジュアルエディターはすでに数百のウィキで利用可能で、オプトイン方式のベータ版機能として11月末までに使えるようになりました。ほとんどのウィクショナリーではテンプレートに深く依存しているため、またすべてのウィキソースでは校正ページとの統合を待っているためまだ実施されていません。
ご存じですか?
最近の改善
基本的な表の編集機能が利用できるようになりました。表を追加したり削除したり、行や列を追加したり削除したり、表のキャプションを設定したり削除したり、セルを統合したりです。セルの内容を変更するには、そのセル内をダブルクリックしてください。今後何ヶ月かのうちにさらなる機能向上を予定しています。さらに、ビジュアルエディターでは壊れたり無効なrowspan
やcolspan
要素を、直すのではなく無視するようになりました。
ビジュアルエディター内で検索と置換が利用できるようになりました。ツールメニューからたどるか、^ Ctrl
+F
または ⌘ Cmd
+F
を押してください。
コンテンツの段落での引用とインデント化をするのに、シンプルな <blockquote>
の作成と編集ができるようになりました。これは Paragraph を Block quote に変更します。
コンテンツの整形に、新しいキーボードシーケンスが使えるようになりました。行のはじめに "*
" を入れるとその行は順序なし箇条書きになり、"1.
" か "#
" を入れると、順序つき箇条書きになります。"==
" を入れると節見出しになり、":
" では段落引用になります。このツールを使うつもりではなかった時は、undo ボタンを押すと整形をやり直せます。
この他にも2種類のキーボードシーケンスがあります。[[
ではリンクツールを開き、{{
ではテンプレートツールを開きます。いずれも経験を積んだ編集者向けの機能です。既存の標準的なキーボードショートカット、例えば ^ Ctrl
+K
でリンクエディタを開く、といったものもちゃんと動きます。
すでにリダイレクトされているカテゴリーを追加しようとすると、ビジュアルエディターではリダイレクト先の方を追加します。説明なしのカテゴリーページは赤く表示されます。
ウィキテキストのコードでギャラリーをふたたび作成・編集できるようになりました。
今後に向けて
現行のビジュアルエディターのデザインは、ユーザーエクスペリエンスグループによる新テーマ で置き換えられます。新テーマは、デスクトップ向けについては12月終わり頃に mediawiki.org で見られるようになりますし、その他のサイトでは1月初旬に見られるようになります。(古い"Apex"テーマと、それを置き換える新しい"MediaWiki"テーマのデベロッパープレビューが見られます。)
編集チームでは、1月に引用のための自動補完機能の追加を計画しています。
メディア検索のダイアログで予定されている変更では、ありそうな画像を選択するのがより簡単になります。
協力しましょう
- mw:VisualEditor/Feedbackで考えをシェアしたり、質問したりしてください。
- ユーザーガイドの翻訳はほとんどの言語で古くなっています。ウクライナ語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語、オランダ語だけがほぼ現行のものです。あなたの言語のユーザー向けに、ぜひ現行版の翻訳完成のためお手伝いください。
- オフィスアワーの時間には、IRCで編集チームと話すことができます。次のセッションは2015年1月7日(水) 22:00 UTC です。
- ファブリケーター内の文字整形メニューで、言語に応じた "Bold" と "Italic" のアイコンのリクエストを出してみてください。
- デザイン・リサーチチームでは、実際のエディタがどのように動くかを見てみたいと考えています。リサーチプログラムに登録 してみてください。
- このニュースレターの翻訳を手伝ってみたい場合は、翻訳者メーリングリストに登録するか、私たちに連絡してみてください。次号の準備ができた時にお知らせします。Metaで購読登録/解除できます。ありがとうございました!