運動戦略/背景

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私たちの未来への道

ウィキメディア2030戦略

2030戦略とは？

約20年間、ウィキメディアは人類史上最大の無料の知識リソースを構築するために協力してきました。この間、私たちは編集者の小さなグループから、編集者、開発者、提携団体、読者、支持者、寄付者、パートナーの多様なコミュニティに成長しました。

今日、私たちはウェブサイトやプロジェクトの集団以上のものとなっています。私たちは価値や力強いビジョンに根ざすムーブメントになりました。その誰にもこれからどこに行くかを決める機会があります。私たちはそのビジョンを現実のものとする方法を決めることができます。これから先10年でどんなことを達成するでしょうか？

現在はどこに？

戦略プロセスの様々なステップの詳細については各矢印をクリックしてください！

2017年に行われた聞き取り調査に続き、運動戦略の過程の第一の局面で戦略の方向を未来に向けた運動とは何なのかを発表しました。第二の局面では勧告が草稿され、私たちが戦略の方向に向かって正しく進み、また「知識というサービス」「知識の公平性」という2つの目標に邁進するのを助けることになりました。100名近いウィキペディアンが一堂に会し9つの作業グループに分かれ、これらの勧告の草稿を作りました。いくつものコミュニティと複数回の聞き取りと反復作業を重ね、2020年5月には最終的な10の勧告と原則を発行しました。

2020年10月から12月にわたり、ウィキメディアのコミュニティ、提携団体、運動戦略サポートチームは共におよそ50件のイベントを行い、勧告の優先順位を話し合いました。これらとグローバルな会話イベントの成果として、8大イニシアチブとイニシアチブ群（複数のイニシアチブをグループ化）を選び、実践の優先課題としました。2020年12月から2021年2月には、上位8件のイニシアチブ群についてニックネームをクラスターAから同Hと名づけ、「フォローアップのイベント」で引き続き協議しました。これらフォローアップの成果報告集はメタに詳細に記してあります。すでに施行は始まっています。さまざまな事態の現状は、こちらをご参照ください。

誰が戦略づくりの作業をしていますか？

ウィキメディア2030運動戦略は、公開で参加型のプロセスとして進行してきました。ウィキメディア財団職員の支持を受けるものですが、戦略は運動全般にわたる聞き取り調査を重ね、ボランティアの高率の参加を得ました。第1フェーズではおよそ100件のコミュニティから総計1,800件の発言が寄せられ、戦略の方向性にまとめました。第2フェーズでは100名以上のボランティアがさまざまなコミュニティや提携団体から参加し、運動からの多方面にわたるフィードバックを受けつつ、勧告の共同作成と方針決定に携わっています。

この過程の目的は私たちの将来を一緒に形づくるため、さらに広く運動全般、特にプロジェクトのコミュニティやこれまで注目されてこなかったグループにまで機会を設け参加を呼びかけることにあります。2020年後半にはウィキメディアンの実に多様なグループがいくつもオンウィキの参加とガイダンスを介してオンラインにおける移行に向けたオンラインのイベントを創始しました。その後、何百人、何千人という多様な背景のウィキメディアンがグローバルな会話に参加し、勧告とイニシアチブの優先決定に携わっています。

執筆者会議、ベルリン、2019年12月
By Abbad, CC BY-SA 4.0
調和スプリント、チェニス、2019年9月
By Saileshpat, CC BY-SA 4.0
ESEAP（日本語コミュニティはこの中に含まれます）戦略サミット2019年6月
By Vanjpadilla, CC BY-SA 4.0