ユニバーサル行動規範(UCoC)/改訂版執行ガイドライン/比較
これらは、ユニバーサル行動規範のガイドライン改訂委員会が制作した改訂前と改訂後の比較です。コメントはトークページにお願いします。このページを直接編集しないでください。 |
ユニバーサル行動規範のガイドライン改訂委員会は、施行ガイドラインの改訂を完了しました。改訂版施行ガイドラインは、(協定世界時間)2023年1月17日から1月31日まで、コミュニティによる批准プロセスにて投票が行われます。
委員会はこのガイドラインの草稿を改訂するために、2022年3月に結論が出たコミュニティ投票のときと同じく、同年5月から7月にかけてのコミュニティ議論期間、同年9月から10月のコミュニティでの検討で集まった意見や提案を踏まえ、共同作業を行いました。
この改訂版は次の分野に焦点を当てています。
- 改訂委員会は、この改訂版を検討し、投票に時間を割いてくださった方々に感謝いたします。
- 非熟練者でも翻訳しやすく、理解しやすいよう言語を簡単にする
- UCoCの承諾という概念を明確にする
- 告発した人と告発された人のプライバシーの調整を検討する
- ユニバーサル行動規範協調委員会(U4C)およびその設立委員会について、より詳細を提供する
- あいまいで多義的な表現や用語を明確化する
これらの変更点を検討しコメント投稿に時間をかけて下さる皆さんに、改訂委員会一同より感謝申し上げます。
1. UCoC執行ガイドライン
旧規約 改訂 |
新規約 改訂 新規追加 |
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UCoCはオンラインおよびオフラインのすべてのウィキメディア・スペースに適用されます。そのためUCoCを執行するには、責任を共有することが必要です。 |
UCoCはオンラインとオフラインのあらゆるウィキメディア空間に適用されます。そのためUCoCを執行するには、責任を共有することが必要です。 ウィキメディア運動における、中央からローカルへの権限移行という方針に従って、UCoCは、可能な限りもっともローカルに関連する水準で施行されるべきです。 |
1.1 UCoC執行ガイドラインの翻訳UCoC施行ガイドラインの原版は英語版です。ウィキメディアプロジェクトで使用中の他の言語にも翻訳される予定です。 英語原版と翻訳版の間に意味の違いがある場合には、英語原版が優先され、決定の基礎になります。 |
1.1 UCoC執行ガイドラインの翻訳UCoC施行ガイドラインの原版は英語版です。ウィキメディアプロジェクトで使用中の他の言語にも翻訳される予定です。 ウィキメディア財団は正確な翻訳のために最善を尽くします。 英語原版と翻訳版の間に意味の違いがある場合には、英語原版が優先され、決定の基礎になります。 |
新たな小区分 |
1.2 実施ガイドラインとUCoCの再検討理事会の勧告に基づいて、執行ガイドラインの承認から1年後に、ウィキメディア財団は、UCoC執行ガイドラインとUCoCについて、コミュニティへの聞き取りおよび再検討を主催します。 |
2.予防作業
旧規約 改訂 |
新規約 改訂 新規追加 |
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2.1 UCoCの告知と確認さらに、 以下の個人は UCoCの遵守を確認する必要があります。:
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2.1 UCoCの告知と確認さらに、 以下の個人は UCoCの遵守を確認する必要があります。:
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2.1.1 UCoCの認知を高めるUCoCへの認知を高めるために、UCoCへのリンクを以下の場所で利用可能に |
2.1.1 UCoCの認知を高めるUCoCへの認知を高めるために、UCoCへのリンクを以下の場所で利用可能にするものとします。 |
旧規約 改訂 |
新規約 改訂 新規追加 |
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2.2 UCoC研修の推奨U4C設立委員会は、ウィキメディア財団の支援のもとで、UCoCへの一般的な理解と実施する技能を提供するために、研修を開発し、実行
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2.2 UCoC研修の推奨U4C設立委員会は、ウィキメディア財団の支援のもとで、UCoCへの一般的な理解と実施する技能を提供するために、研修を開発し、実行するものとします。(※U4C、ユニバーサル行動規範統合委員会) 研修の開発にあたって、関連する利害関係者は、協議するよう推奨されます。利害関係者には以下の各者が含まれますが、彼らだけには限りません。提携団体、提携団体委員会、裁定委員会、スチュワードと他のアドバンスド・ライツ保持者(上級権限保持者)、トラスト&セイフティ(信頼と安全チーム)と法務、その他、UCoCの全体像を規定するために有益だと考えられる人々です。 |
研修は、たがいに独立した単位(モジュール)群で構成され、概要全般、違反と支援の把握、複雑な事例と反論を扱うものとします。第1期のU4Cは発足後、 |
研修は、たがいに独立した単位(モジュール)群で構成され、概要全般、違反と支援の把握、複雑な事例と反論を扱うものとします。第1期のU4Cは発足後、必要に応じて、研修単位を維持管理し、更新する責任を負うものとします。 |
自分たちのコミュニティ規模での研修が行われるように望む、ローカルのコミュニティやウィキメディアの提携者は、ウィキメディア財団から研修の実施に対して財政支援を受けられます。
研修単位をすべて終了した参加者は、自分の研修完了を広く認めさせる選択肢があると良いでしょう。 |
研修単位は、さまざまな形式およびアクセスしやすい、さまざまなプラットフォームで利用可能にする必要があります。 ウィキメディア財団は、コミュニティ規模での研修提供を望むローカルのコミュニティやウィキメディア提携団体に対し、実施にあたって資金援助を行うものとします。 これには翻訳のための支援も含まれます。 私たちは、ひとつ研修単位を修了した参加者たちに対して、研修完了を公開する選択肢を与えるよう、推奨します。 |
下記の研修の組み合わせを利用できるようにする必要があります。:
モジュールA - 事前指導(UCoC - 全般)
モジュール B - 特定と報告(UCoC - 違反)
研修単位 C - 複雑な事件、上訴(UCoC - 複雑な違反、上訴など)
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以下の研修の組み合わせを提案します。
モジュールA - 事前指導(UCoC - 全般)
モジュール B - 特定と報告(UCoC - 違反)
研修単位 C - 複雑な事件、上訴(UCoC - 複雑な違反、上訴など)
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3. 対応作業
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行の追加 | 以下の原則は、運動全体の報告システムの標準となるものです。 |
旧規約 改訂 |
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3.1 UCoC違反の記録と対応過程の原則報告
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3.1 UCoC違反の記録と対応過程の原則報告
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違反の処理
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透明性
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透明性
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3.1.1 進行中の事件に対してリソースを提供するローカルの運営組織によるUCoCの執行は、多様な方法で支援される |
3.1.1 進行中の事件に対してリソースを提供するローカルの運営組織によるUCoCの執行は、多様な方法で支援されるものとします 。 |
3.1.2 違反の種類による執行
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3.1.2 違反の種類による執行
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旧規約 改訂 |
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3.2 報告ツールの推奨ウィキメディア財団は、UCoC違反の報告を1箇所に集め、処理するためのツールを開発、維持管理するものとします。このツールを使用して、メディアウィキを通じて報告書を作ることが可能になる |
3.2 報告ツールの推奨ウィキメディア財団は、UCoC違反の報告を1箇所に集め、処理するためのツールを開発、維持管理するものとします。 このツールを使用して、メディアウィキを通じて報告書を作ることが可能になるものとします。 |
旧規約 改訂 |
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3.3.1 告発手続きの公平さすべての関係者は、自身の観点を語る機会を持つ |
3.3.1 告発手続きの公平さすべての当事者は、通常、問題と証拠について自身の見解を明らかにする機会を与えられるものとするとともに、より多くの情報、観点、背景を提供する助けとして、第三者に依頼して意見を得ることもできます。この機会は、プライバシーと安全を守るために限定される可能性があります。 |
3.3.2 手続きの透明性U4Cは、4.1での目的と範囲の定義に従って、UCoCの実施活動の有効性を説明文書として提供する ウィキメディアのプロジェクト群および提携団体は、可能な限り、UCoC方針本文に沿った方針と施行メカニズムを概説するページを維持する |
3.3.2 手続きの透明性U4Cは、4.1で定義された目的と範囲にしたがって、UCoCの実施活動の有効性および(ウィキメディア)運動を通じた一般的な違反との関連を説明文書として提供する ものとします 。 ウィキメディア・プロジェクトと提携団体は、可能なかぎり、UCoC方針文書に従って、原則と執行の仕組みの概略を示したページを維持管理するものとします。 |
3.3.3 異議申し立てアドバンスド・ライツ保持者(上級権利保持者)個人がとった措置は、U4C以外のローカルや執行機関に対して上訴(不服申し立て)することができる 執行機関は、関連する状況の情報と情状酌量の余地がある要因に基づいて、上訴を受け入れ、考慮するための基準を設定する ウィキメディア財団の法務部による確実な決定に対して、上訴することはできません。 |
3.3.3 異議申し立て個々のアドバンスド・ライツ保持者は、行った活動について、U4C以外のローカルやローカル間で共有している執行機関に対して不服を申し立てることができるものとします。 執行機関は、事件関連の背景情報および情状酌量が可能な要因に基づいて、不服の申し立てを受け入れ、考慮する基準を設定することとします。 要因には以下が含まれますが、しかしこれだけに限りません:非難の検証可能性、処罰の長さと効果、また職権乱用の疑いあるいは他の構造上の問題、更なる違反の可能性はあるかどうかなどです。 ウィキメディア財団の法務部による確実な決定に対して、上訴することはできません。 とはいえ、事案評価委員会はウィキメディア財団事務局の行動と決定の一部を審査することができます。法的要件が異なる場合は、事務局の行動と決定への具体的な不服の申し立てが制限され、一部の管轄で適用されない可能性があります。 |
4. UCoC統合委員会 (U4C)
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新しい、グローバルな委員会「ユニバーサル行動規範統合委員会」(U4C)が結成されるものとします。この委員会は、他の高位意思決定機関(たとえば、裁定委員会や提携団体委員会など)と同等の地位を得ます。
設立目的は、UCoCの執行にあたって、ローカルのグループに |
新しい、グローバルな委員会「ユニバーサル行動規範統合委員会」(U4C)が結成されるものとします。この委員会は、他の高位意思決定機関(たとえば、裁定委員会や提携団体委員会など)と同等の地位を得ます。 設立目的は、UCoCの執行にあたって、ローカルのグループに組織的な不具合がある場合の最終的な解決機関の提供です。U4Cの委員は、私たちのグローバルなコミュニティから構成され、グローバル性と多様性を反映しているものとします。 |
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4.2 選出、委員の立場、役割必要に応じて財団のスタッフのサポートを得ながら、グローバルコミュニティが主催する1年に1度の選挙によって、投票権をもつ人々が選ばれるものとします。 |
4.2 選出、委員の立場、役割グローバルコミュニティが主催する1年に1度の選挙によって、投票権をもつ人々が選ばれるものとします。 |
ウィキメディア財団は、投票権の無い委員を2名までU4Cに任命することができ、要望や目的に応じて、支援スタッフを提供することが可能です。 | ウィキメディア財団は、投票権の無い委員を2名までU4Cに任命することができ、要望や目的に応じて、支援スタッフを提供するものとします。 |
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4.3 手続きU4Cは、会議の招集頻度(どれくらいの頻度で招集す |
4.3 手続きU4Cは、会議の招集頻度(どれくらいの頻度で招集するものとするか)やその他の手続きを決定するものとします。 |
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新規約 改訂 新規追加 |
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4.5 U4C設立委員会UCoC実施ガイドラインが承認された場合、ウィキメディア財団は、下記の目的のために設立委員会を作ります。
設立委員会はボランティアのコミュニティ成員、提携団体のスタッフ、あるいは理事会の委員、ウィキメディア財団のスタッフから構成される 委員は、ウィキメディア財団のコミュニティの回復力と持続可能性副代表によって選ばれるものとします。 ボランティアの委員は、ボランティアの委員は、尊敬されているコミュニティ成員であるべきで
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4.5 U4C設立委員会UCoC実施ガイドラインが承認された場合、ウィキメディア財団は、下記の目的のために設立委員会を作ります。
設立委員会はボランティアのコミュニティ成員、提携団体のスタッフ、あるいは理事会の委員、ウィキメディア財団のスタッフから構成されるものとします。 委員は、ウィキメディア財団のコミュニティの回復力と持続可能性副代表によって選ばれるものとします。 ボランティアの委員は、ボランティアの委員は、尊敬されているコミュニティ成員であるべきです。 委員は私たちの運動の執行手続きの経験の多様性を反映しているものとします。たとえば以下のような事柄ですが、以下に限りません:方針の下書き作り、ウィキメディア・プロジェクトでの既存の規則と方針の適用に対する覚醒と熱心な参加、意思決定への参加。委員は運動の多様性を反映しているものとします。たとえば以下のようなものですが、以下に限りません: 話す言語(複数)、ジェンダー、年齢、地理、プロジェクトの種類。 |
5. 用語集
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