ウィキメディア財団提携団体の戦略/展開/例

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ウィキメディア財団提携団体戦略

提携団体および利用者グループの承認要件に変更案があり、2022年11月時点から始めたウィキメディア財団の提携団体戦略の一環としてメタウィキでフィードバックの過程を経たのち、以下の要件はすべての提携団体に適用されました。

以下の表に提携団体の健全性基準に適合する例を示します。

提携団体の健全性基準
基準 基準の解説 基準を満たすには
1. 目標の伝達
1.1 目標の伝達 使命の目標を実際に伝達し、例えば内容の作成など示します。
  • 計画で定めた目標に対する自己評価、戦略計画(該当する場合)を年次報告書に組み込みます。
2. 組織の発展
この節の焦点は提携団体の組織統治、回復力、財務の健全性
2.1 提携団体の健全性と回復力 活動を積極的に展開し、新規の利用者やリーダー層理事会(該当する場合)その他の関連する意思決定機関(委員会やその他の執行機関など)に参加するよう迎え入れます。投稿者が提携団体やグローバルなウィキメディア運動へ関与を増やすよう奨励し、そのリーダー層や主催者には自己開発の機会を提供します。
  • その組織または賛同者と実際に協働する参加者の利用者名(該当する場合)もしくは(たとえばグループの意思決定に関与する)ボランティアで検証な人の名簿 – 公開するか法的または安全性の懸念がある場合は当委員会に非公開で送付すること。
  • 法律上の制限(例えば欧州におけるGDPRなど)や安全上の制限がある場合、参加者数にメモを添えて登録数変更を示すこと(例を示すなら特定の提携団体の参加者は2022年に100人、2023年に100人であり、その総体的な変動とは脱退50人、新規参加50人が見られました)。
  • 参加者が責任を果たしたと示すいずれかの活動に着目すること
2.2 多様性のバランス(特にジェンダー) リーダーの役割を含め、ジェンダーのバランス優先を意識したどんな行動を奨励しましたか。多様性をめぐる他の側面についてどんな行動に努めたか記録してください(該当する場合)。
  • 一般に公開した情報では、どのような人が意思決定を担当したか、提携団体の参加者層をどのように代表するか積極的な自己表現(デモンストレーション)を交えて示してください。
  • 一般に公開した情報では、どのような方策を施して提携団体の意思決定構造の多様性を促してきたと伝えたか。

注記:提携団体の参加者はできる限りの範囲で、メタウィキを含む公開のプラットフォームでは実名の代わりに利用者名を使うよう奨励されます

良好な組織統治と意思疎通 一般向けのガバナンス(組織統治)慣行に依拠する良好な組織統治をしており、その範囲として理事会の理事、提携団体の参加者(参加基準を含む)、民主的な選挙、意思決定プロセス、報告書、採用する連絡・広報のチャンネルとそのリンクなど。
  • (法人の細則を含めて)意思決定がどのように行われているか公開した情報 - 例えば(グローバル、地域、ローカルの)会議出席に対する補助金の授与をどう決定するか、代表者(連絡先)を選んだ方法、理事会または組織委員会の決議を発表する場所、利益相反の管理など。
3. リーダー像と包摂性
この節の焦点は多様で技能を備えた経営者チーム、提携団体内の包摂性
3.1 多様で技能を備え信頼性の高いリーダー像 多様で技能を備え信頼できるリーダー層。具体的には:資金(保有する場合)の管理能力、参加者に説明責任を果たすこと。
  • リーダー層で努める人たちの技能を分類し後継者の計画を添えて年次計画書に書き込むこと。
  • 参加者(特に経営陣)が受けた研修コースの説明(ある場合)を。年次報告書に書き入れること。(「運動戦略2030イニシアチブ#33 "リーダーの技能開発計画"」に沿った)研修で、その主催者は当該の提携団体自体またはその他の提携団体やハブ、ウィキメディア財団および外部組織を含みます。
  • 年次報告書には、リーダー層の利益相反(ある場合)の開示を組み込みます。
3.2 財務と法務の遵守 財務状況が良好であり(提携団体が助成金を受けている場合)法律に準じていること。
  • 財務報告(該当する場合)。
3.3 ユニバーサル行動規範の遵守 提携団体の活動すべてにユニバーサル行動規範を取り入れ、その認識を促し、施行します。
  • 年次報告書には予防措置、UCoC の苦情に効果的かつタイミングよく対処した(または外部の支援を求めた)ことの証拠をそれぞれ含めます。
4. 責任と協力
この節の焦点は提携団体の活動を評価し、対象とする観衆とどれほど良好に相互作用をしているか、内部(参加者)との関係、パートナー関係の構築
4.1 内部(参加者)への関与 提携団体内で協働と関与にあてる空間をオフライン/オンライン/リモートと対面の複合型で作成/ホストします。
  • 年次総会のみではなく、定例ミーティングと数値化できる成果(複数可)も年次報告書に組み込まれます。
4.2 コミュニティとの絆 透明で公開で、そのサービスや支援の対象であるコミュニティとの絆を保ちます。
  • 年次報告書に組み込まれる項目には、人々がどのように関連団体の活動に参加しているか、ウィキメディアンの皆さんが提携団体の計画やその報告にどのように反応しているか(十分な能力がある場合は調査)、編集コミュニティとの会議などの説明があります。
4.3 パートナー関係と協働 運動内外に効果のあるパートナー関係を開発すること。他の提携団体との協働。不用意に衝突に関与しないこと。
  • 年次報告書には、パートナー関係の先方がウィキメディアのコミュニティでも外部の実体でも記録文書を組み込みます。(パートナー組織や協力者との意思疎通と協働は運動戦略2030の取り組みの一つです。

注記:人生には衝突が発生することもありますし、ときにはそれが好機となる場合もあるかもしれません!