Movement Strategy/Recommendations/Manage Internal Knowledge/ja

課題
私たちはウィキメディア運動の内部の知識を どの寄稿者もとらえやすく消費も適用もしやすくして、持続可能性や粘り強さ、個人や組織の技能開発、成長を調整し、これらをあらゆるコミュニティの間で公平にします。
私たちの運動で生み出された内部知識はすべてこの運動に属します。学習と成長のために、参加者の誰もがこの知識を見つけやすく、使いやすくなるようにします。(新しいものであれ、既存のものであれ)内部の知識、コンテンツのキュレーション(見つけやすさと高い品質を含む)のための専任スタッフ、ユーザーサポートのための基盤を確立し、必要とする人の耐えのサービス/データベースで補います。
変更と行動
- ウィキメディアの活動と評価に不可欠な、またそれ自体が成果となるような カルチャーを、リソーシング、アドボカシー、パートナーシップ、技術などの重要な分野における キャパシティ・ビルディング作成によって促進します。
- すべての運動学習資産にアクセスできるナレッジベース・システムを確立する。
- ユーザーフレンドリー、参加型、機能的、多言語的、そして寄稿者が何が存在し何処で見つかるかを認識できるよう、全ての運動の内部ナレッジ資源を格納する検索可能なナレッジベースを設計する。
- より多くの運動の利害関係者に透明性をもって関与させるため、インフラ整備とスケーラビリティに関する明確な文書を作成する。
- 検索ツールを通じた検索可能性を支援するために、ありとあらゆる内部知識のメタデータの作成を奨励する。
- これらの実践に従ってこのナレッジベースの成長とメンテナンスを奨励する:
詳細説明
私たちの運動は、オープンで協力的なエンサイクロペディアを作ることに成功しているにもかかわらず、内部知識の管理という点ではあまり成功していません。内部知識とは、私たちの目標に向けた進捗状況を理解し測定するため、新しいスキルを習得するため、ベストプラクティスを共有するため、あるいは互いにより説明責任を果たすためのものです。入手可能な情報は、古かったり不完全だったり、一貫性がなかったりしています。その結果、努力が重複したり、互いの経験を生かす機会を逃したりし、運動の成長を妨げ、一部のローカルコミュニティに不利益をもたらすこともあります。知識へのアクセスという点で、よりよい活動(運営、技術、助成金、ツール、人との連絡など)を行うにあたり、権力の分配を損ねることにもなります。
知識を文書化したり管理する活動は時間もかかり、特有の技能開発を求められます。これらの作業はボランティアの皆さんがやる気を感じる作業、たとえば編集や整理などと比べると地味です。そのせいでウィキメディアの参加者(特にボランティア)による自分たちの活動や知識の文書化は、進んでいないかそもそも文書がまったくない場合をよく見かけます。もし作業をしていた人たちが運動を去ると、その人たちの経験や知識や人脈は文字になっていないから継承もされず、制度として伝えるべき記憶が消えてしまいます。内部知識の賢い管理は不可欠であり、新しく迎え入れた投稿者の技能開発を補佐できるし、新人リーダーが育ってきたり、小さなコミュニティが目指す成長を可能にして、大規模コミュニティが回復力を蓄えて柔軟性を高めることにつながります。