運動憲章/内容/価値と原理
このページはウィキメディア運動憲章の過去の草案文書です。直近版の草案は内容のページをご確認の上、コミュニティの聴き取りにご参加ください。この草案をまとめるにつき、ウィキメディア運動の利害関係者の皆さんにはフィードバックと洞察をお寄せくださり、誠にありがとうございました。 |
私たちは事実に基づきオープンで包括的な知識への取り組み方を代表します。私たちはプロジェクト群を介して世界中の視聴者に知識を提供し、これと別個のイニシアティブがプロジェクトをホストする基盤を推進します。コミュニティには、ウィキメディアンは誰でもどこにいても平等に参加できるようにするという価値観があり、私たちの方針と日常の慣行を導いています。
このアプローチこそ、共同作業で知識を利用できるようにすることであり、私たちの「価値と原理」はこの点を織り込み、将来も次の点に重点を置くことを目指しています。
フリーな知識と開かれた情報源
フリーな知識の精神に従う私たちはオープン・ライセンスという革新的なツールを使い、あらゆるコンテンツやソフトウェアおよびプラットフォームを全世界と共有します。それぞれのプロジェクト内を含めて、歴史的に過小評価されてきた知識に空間を設けるとお約束します。
独立性
私たちはフリーな知識の使命を妨げるような偏重に陥らず、独立して役割を果たすよう努めます。私たちは商取引や政治上の関心、またはその他の金銭もしくは宣伝の影響に駆り立てられることはありません。
包括性
私たちが育むビジョンは、人を中心とする参加型の共創を目指します。プロジェクト群はあらゆる言語で利用でき、ユニバーサルデザインと支援技術を用いて多様なプラットフォームからアクセスできるようにしてあります。私たちのコミュニティの多様性と権利は慣行を生み、その慣行に守られています。それらを支える行動規範を決めて実施していくと、誰もが自分の価値を認められたと感じ、平等に参加していると自負するコミュニティが実現します。
補完性
プラットフォームと組織統治の両面において、私たちは権限を最も直接的またはローカルなレベルのいずれかに適切にゆだねます。これにより、コミュニティはすぐれた自己管理と自律性を保ちながら、グローバルな運動の価値観に従って行動できます。
公平
私たちは実用重視の分散化と自律性を通じて、コミュニティに力を与えサポートします。知識の表現における公平性と平行して、リソースの公平性を実現します。また利用者とすべての参加者には、個人情報保護などデジタル空間の権利を可能な限り最大限に公平に提供します。
説明責任
私たちは憲章が説明する役割と責任について説明責任を負い、それは共有された編集可能な文書類の透明性に可能な限り依拠するものであり、公告しプログラムと活動の報告を公表し、さらにコミュニティのリーダーシップを代表する声を優先します。
粘り強さ
私たちの繁栄は革新と実験に根差し、フリーな知識のビジョンを常に更新してどのようなプラットフォームになるかを求め続けます。私たちが求める効果的な戦略と実践は典拠に基づきます。私たちの構造体とコミュニティの隅々まで、持続可能性の文化を行き渡らせるように努めます。