Lorenzo Losa
Laurentius (talk • meta edits • global user summary • CA • AE )
候補者の詳細
所信表明ビデオ(字幕あり)
自己紹介:
名前: Lorenzo Losa
居住地: イタリア、ミラノ
言語: it-N, en-3, es-2
活動:
ウィキメディア参加時期: 2004年4月
活動中のウィキ: イタリア語版ウィキペディア、ウィキデータ
所信表明 (450語以内)
ウィキペディアは、インターネットのオリジナル精神の最後の、そして最大の砦であると言われています。
本当にこれは他とは異なる場です。私たちは、誰もが知っていて大好きなエンサイクロペディアを作っています。また、いまだに正当な評価を得られていないプロジェクトも多くあります。しかし、私たちは単なるエンサイクロペディアの製品だけではありません。また、ウィキメディアは、何よりもまず知識への自由なアクセスと参加を信じる人々の活動であり、ウィキペディアはそのよく知られた結果にすぎません。
ウィキペディアは2001年に誕生しました。20年経った今でも、プロジェクトの内容を自由に共有したり、誰もが編集できるようにしたり、コミュニティ自治などのアイデアは、世界中のほとんどの人々にとってはばかげたことのように見えるでしょう。おそらく、20年前よりもさらに無茶なことに見えるでしょう。しかし、機能しているのです。それらは私たちの妨げになっていないだけでなく、成功の基礎となっています。
将来何が待ち受けているかはわかりません。ウィキペディアが今と同じように重要であり続けるでしょうか?ウィキデータがそれに取って代わるのでしょうか?それとも、まだ存在していない何かでしょうか?私たちの活動はどのように進化していくのでしょうか?私たちは変化し、適応していかなければなりません。求めていないものを手放すことも必要でしょう。しかし、どのような未来であっても、自分たちの価値観を貫く必要があります。ウィキメディアはコミュニティによって管理されているのであって、その逆ではないということを維持しなければなりません。
私が価値観を重要視するのには、価値観こそが私たちを一つにまとめているものだからです。価値観は私たちの行動の指針であり、どんな単一プロジェクトよりも長続きします。そうです、私たちは本当にインターネットのオリジナル精神の最大の砦なのですから、それを未来につなげていきましょう。
私について
スクオーラ・ノルマーレ・スペリオーレ で数学の修士号を取得し、また、博士課程の候補者でもありました。博士課程を離れた後、書誌データの再利用に特化した会社を設立し(当時はWikiCiteは存在していませんでした)、その後もいくつかの会社の立ち上げを支援してきました。現在は、持続可能な商品に関連する複数の市場を運営するグループの一員として、電子仲介プラットフォームの開発を指揮しています。
ウィキペディア編集者、イタリア語版ウィキペディア管理者、OTRSボランティア、ボットオペレーターとして、2004年からウィキメディア活動に参加しています。様々なプロジェクトで、ボット編集を含め全体で100万回以上の編集を行いました。イタリア語版ウィキペディアの理事会メンバーと会長を務め、コミュニティ選出の 資金配分委員会 のメンバーでもありました。とりわけ、私はフリーナレッジとウィキプロジェクトを信じ、その成長を支援するために最善を尽くしています。
理事会の上位三優先事項
理事会のプロセスの透明性 私は10年以上にわたってウィキメディアンとして深く関わってきましたが、ウィキメディア財団の理事会が何をしているのかを理解するのはいつも難しいと感じていました。さらに悪いことに、コミュニティからの提案や懸念が考慮されていないように見えることもいら立たしいです。
私自身、長年にわたって複数の理事会に関わってきたので、理事会での議論の多くが機密事項であることは十分に理解しています。また、理事会に入ってしまうと、こうした問題を見落としがちになることも経験上分かっています。それは悪意によるものではなく、自分が情報を持っていると、情報を持っていない人の視点を考慮することが難しいだけなのです。しかし、これは本当の意味での双方向のコミュニケーションを目指すもう1つの理由でもあります。
より中心的でない役割への移行 ウィキメディア財団理事会は、いつも活動の理事会のように見られてきました(そうでないことはわかっていますが)。これからは、活動戦略とともに、新しいグローバルカウンシルは、最終的に私たちの活動を真に代表する機関となることが期待されています。それがどのように形成されるかはまだわかりませんが、その可能性を実現するためには、ウィキメディア財団理事会とウィキメディア財団自身が新しい方法を学ばなければなりません。
新しいCEOの採用とオンボーディング 好き嫌いにかかわらず、優れたCEOを迎え入れることは、優れた理事会メンバーを集めることよりもさらに重要です。そして、良くないCEOは、良くない理事会メンバーよりもはるかに大きなダメージを与えるのです。CEOを選び、サポートし、監督することは、理事会にとって最も重要な役割の一つです。
ウィキメディア運動戦略の上位三優先事項
どんなことがあっても、ウィキメディアの価値感に集中し続ける。 私たちは、知識への自由なアクセス、参加、平等性といった価値観に基づいた活動です。価値観にスポットライトを当て続けてください。それが私たちの行動の指針となります。
公正な方法での戦略の遂行。 活動戦略には何年もかけて取り組んできましたが、徐々に遂行に向けて動いています。この戦略では、分権化、意思決定における平等性、コミュニティに対して権限の付与に関する議論がされています。これは、私たちの活動をより良いものに変えていく絶好の機会です。それと同時に、変化の時期が古い権力構造に有利に働き終わってしまうリスクもあります。そうならないようにしなければなりません。
コミュニティは運営組織である。 コミュニティとは、プロジェクトを支援するために無償で作業を提供する人たちというわけではありません。コミュニティはウィキメディア活動そのものです。私たちの究極の意思決定機関なのです。
確認
完了した確認作業
立候補資格: 確認済み 確認者: Matanya (talk ) 20:42, 1 July 2021 (UTC) [ reply ]
身分証明: 確認済み 確認者: Joe Sutherland (Wikimedia Foundation) (talk ) 18:14, 29 June 2021 (UTC) [ reply ]
理事評価フォーム
理事評価フォーム
経験年数
<1
1–2
2–5
5–10
10+
ウィキメディアにおける経験
候補者には、ウィキメディア運動への献身的な貢献者であることが求められます。要件を満たす貢献には以下を含みます:ウィキメディア・プロジェクトへの貢献、ウィキメディア財団や提携団体の構成員であること、ウィキメディア運動の取りまとめ役としての活動、もしくはウィキメディア運動の協力組織への参加。
10年以上
2004年からウィキメディア活動に参加しています。(今のところ17年になります!)主にイタリア語版ウィキペディアとウィキデータに貢献しています。2006年から、イタリア語版ウィキペディアの管理者を務めています。2006年から2016年の間は、私はOTRSオペレーターをしていました。イタリア語版ウィキペディアのボットを操作しています。様々なプロジェクトで、ボット編集を含め全体で100万回以上の編集を行いました。
2006年からウィキメディア・イタリアのメンバーとなり、GLAMs、教育、「Wiki Loves Monuments」、アドボカシー、ボランティアサポートなど、幅広いプログラムに携わってきました。
私は常に、自国内だけでなく国際レベルでの活動をサポートすることの重要性を信じてきました。私はコミュニティ選出のメンバーとして4年間、資金配分委員会 に属していたため、多くの提携団体の仕事や活動について広い視野で見ることができます。特に、私はウィキメディア・カンファレンス2013 の主催者を務め、理事会選挙のファシリテーターを複数回担当し、Iberocoopや会長グループのようなネットワークに参加してきました。
理事としての経験
候補者が、全国的もしくは世界的な組織(非営利、営利、もしくは政府)において理事や取締役などを務めたことがあるか。
10年以上
私は、複数の国を対象とした(イタリアの)団体の理事を務めてきましたが、特にウィキメディア・イタリアの理事を2011年から2014年まで、そして2016年から2020年までは再び会長として務めました。この間、団体は10倍に成長し、多くの課題に直面し、その成功と失敗を経験し、私にとって大きな学びの機会となりました。
さらに、私は2015年から2019年までの2期にわたり、資金配分委員会に選出されました。
役員経験
候補者が、規模、複雑性、活動範囲においてウィキメディア財団に匹敵するかそれを上回る規模の組織、部門もしくはプロジェクトにおいて役員を務めたことがあるか。
規模的には比較になりませんが、2014年に自分の会社を共同設立し、その後数年間は共同経営をしていました。
Across different roles, I have had executive responsibilities over budgets summing up to over 1 million dollars and I have coordinated up to 10 people.
内容領域専門性
候補者が、ウィキメディア財団と理事会の活動に関連する分野において働いたか、もしくはかなりのボランティア活動を行ったことがあるか。これらの分野は毎年決定され、グローバル運動の構築やコミュニティの組織化、企業レベルのプラットフォーム技術と製品の開発、公共政策と法律、知識分野(例:学術/GLAM/教育)、人権と社会正義、オープンインターネット/フリー・オープンソースソフトウェア、組織戦略と運営、財務と財務監督、非営利の資金調達、人材管理、理事会のガバナンスのような分野を含みます。
公共政策(5-10年) 2013年に設立されて以来、私は欧州連合とイタリアの両方で、フリーナレッジにとってより好ましい政策の枠組みを得るための組織的な取り組み の一部を担っています。特に2019年の欧州著作権指令の策定時には、パノラマの自由とフリーナレッジをサポートする政策を求めて戦ってきました。
ファシリテーター (2-5年) 私は、人々やグループが効果的に協力し合い、目標を達成するのを助けるのが好きです。私は経験と特別なトレーニングの両方でスキルを身につけてきました。
ソフトウェア、テクノロジー(10年以上) 私は現在、ソフトウェア開発のリーダーとして働いており、ソフトウェア開発プロセスに関する実用的な知識を持っています。この20年間、私は(ほとんど)フリーソフトウェアしか使っていません。
多様性:経歴
候補者が、権力構造の中で歴史的差別や低代表に直面してきた集団に属しているか、属していたか(例えば、性、人種、民族、障害、LGBTQ+、社会階級、経済的地位、もしくはカースト)
いいえ
多様性:地理的
候補者が地理的な居住地域に基づき、理事会の全体的な地理的多様性に貢献するか。
はい
私はイタリアで生まれ、イタリアで暮らしています。
多様性:言語
候補者が、英語以外の言語のネイティブスピーカーであるか。
はい
私はイタリア語を母国語としています。
英語のほか、スペイン語もよく理解できます。
多様性:政治システムの経験
候補者に、非民主的・検閲国家・抑圧的な状況において長く居住もしくは就労した経験があるか。
いいえ
私は適度に民主的な国に住んでおり、ウィキペディアを編集することで私の命が危険にさらされることはありませんが、だからといってすべてが順調というわけではありません。
2009年、当時のウィキメディア・イタリアの会長は、ウィキペディアの記事の内容に影響を与えようとしたとして、2,000万ユーロの訴訟を起こされました。彼女は裁判で勝ちましたが、そこまで5年かかりました。私自身が会長になったとき、それを軽視できませんでした。ウィキペディアの編集者の多くは、編集に伴うリスクを心配し、念のため特定の記事を編集しないことにした人もいました。これは事実上、私たちの独立性を制限するものです。
私はそれなりに民主的な国に住んでいますが、ここでも、アメリカやEUでさえも、ユーザーの自由を制限するような法律が毎日のように提案されています。ユーザーの権利を守ることは、すべての人、すべての場所にとって重要なことなのです。