リーダーシップ開発ワーキンググループ
1. 概要
ウィキメディア財団のコミュニティ開発チームは、グローバルにコミュニティ主導のリーダーシップ開発ワーキンググループの創設を支援しようとしています。このワーキンググループの目的は、コミュニティ開発チームによるリーダーシップ開発作業に助言し、また、短期的にはより広いコミュニティのイニシアチブにおいて、現状で策定中の運動憲章とグローバル評議委員会が今後、決定して寄せる方向性転換の提案を扱います。2022年5月時点で当該グループは成立して活動に取り掛かりました。ワーキンググループのページにはグループの構成、 情報更新ページには協議の展開が載せてあり、参加募集ページにまとめてあります。
2. 詳細
運動戦略の会話から、リーダーシップの育成が運動の優先事項であるとわかりました。スキルとリーダーシップ開発への投資という提案では、この運動がリーダーシップ開発を成功させるためには、世界的に歩調を合わせた、十分なリソースのある取り組みが必要であるとしています。リーダーシップ開発を実現させるためのたくさんのアイディアが提案されました。その中で基礎の必要性が示されました。
これらの問題に対する長期的なアプローチは、グローバルカウンシルによって定義されるかもしれませんが、コミュニティ開発チームの活動やコミュニティグループの活動は、これら基礎の構築により便利になるかもしれません。すなわち、[1]
- リーダーシップ開発イニシアチブの定義、優先順位付け、監督、評価をサポートすることができるコミュニティ主導のワーキンググループ。
- リーダーシップの定義の共有
- リーダーシップ開発プラン
コミュニティ開発チームは、グローバルな、コミュニティ主導のリーダーシップ開発ワーキンググループ(#1)の創設を支援することを提案します。このワーキンググループの目的は、コミュニティ開発チームによるリーダーシップ開発作業にアドバイスし、またコミュニティのリーダーシップイニシアチブに関するアイデアや提言を共有することです。これは、現在策定中の「運動憲章」と「グローバルカウンシル」による将来の方向転換にかかわります。ワーキンググループはまず、リーダーシップの定義(#2)、リーダーシップ開発プランの立案(#3)についてコミュニティと協力し、インフラの構築に注力します。その後、ワーキンググループは、リーダーシップ開発プランの実施におけるコミュニティ開発部門の役割についてアドバイスし、ローカルおよびグローバルコミュニティが活動するにおいて必要なリソースとして機能させます。
3. 日程表
2022年2月 |
リーダー開発ワーキンググループの提案について、フィードバックを2022年2月7日 – 25日に募集しました。対応言語は13超。詳細はフィードバック募集の概要をご参照ください。 |
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2022年3月 – 4月 | ワーキンググループの参加者募集の期間
申請された皆さん、ありがとうございました。リーダー開発ワーキンググループ※への自薦期間の〆切は2022年4月1日です。今回の募集には採用した第三者サービスの Google による利用規約の対象にもなります。個人情報保護とデータ取り扱いの詳細は、個人情報保護の声明をご一読ください。(※=Leadership Development Working Group) |
2022年5月 – 6月 | ワーキンググループが成立し正式に始動しました。初回のミーティングは2022年6月2日、その後、毎週集まる予定です。ワーキンググループの構成をご参照ください。
ワーキンググループの構成についてコミュニティからの意見を収集する予定で、その過程で設計や意思決定に多様な声が反映されるようにします。詳細は作業を開始した時点で発表されます。確実に連絡を受けたい方は、下記の今後の更新情報を受け取るにお名前を記入願います。 |
2022年7月 – 8月 | リーダーの定義についてワーキンググループで下書きを作成、コミュニティからのフィードバック受付を準備中です。あわせてウィキマニア2022でも下書きを発表し、今後のカンファレンスにも出席を予定しています。現在の作業について詳細は更新情報のページをご参照ください。 |
2022年9月 – 10月 | リーダーの定義の草案を発表したワーキンググループでは、フィードバックを募集しました。その期間は2022年9月15日 – 同10月6日としました。同グループはフィードバックを14言語で呼びかけています。当該の期間について詳細は発表内容をご参照ください(メタウィキならびに公式ブログ Diff)。
ワーキンググループ主催のコミュニティとの対話は2回、開始時刻は10月22日(土曜)15 UTC と10月29日(土曜)8 UTCです。どちらに参加するか申し込みをしてください。 |
2022年11月 – 12月 | リーダーの定義に対するフィードバック期間について、ワーキンググループはまとめを発表、フィードバックを定義に反映しました。リーダーの実用的な定義の草案に向けて寄せられた共同作業の力を称賛し、リーダー開発計画※の草案をめぐり進行計画のたたき台づくりに取り掛かりました。(※=Leadership Development Plan) |
2023年1月 – 2月 | ワーキンググループでは調査期間を設け、コミュニティの皆さんからリーダーとしてのそれぞれの役割や体験、学びを聞き取りました。聴取対象に合わせてアンケートは3セット用意しましたので、コミュニティの皆さんには、それぞれの役割に応じたアンケートを選んで回答をお願いします。アンケート期間は2023年1月16日 – 2月3日とします。詳細とアンケートページへのリンクはこちら。 |
2023年3月 – 4月 | ワーキンググループは、調査機関に入手したコミュニティのインプットを考慮し、リーダー開発計画の草案を立てました。 |
2023年5月 – | リーダー開発計画の草案を公開しました。リーダー開発ワーキンググループ(LDWG※)では草案へのご意見ご感想ご指摘をお待ちしています。まとめを知るには概要を一読するか、もしくは直接、全文版をリーダー開発計画でご参照下さい。フィードバックは2023年5月28日(日曜)を期日としてアンケート調査、トークページの投稿、MS フォーラム(公式ブログ)またはメール(leadershipworkinggroup@wikimedia.org)にてお願いします。(※:LDWG=Leadership Development Working Group) |
参考
- ↑ 戦略の初期の草案にも含まれいるこの必要性は、ここで見ることができます。 Capacity Building R1: Building capacity for capacity building, Capacity Building R5: Resources for capacity building, East Africa Strategy Summit 2019, Leadership Development Dialogue Talk Page: Diverse forms of leadership, Community Health R3: Building the leadership of the future